2018年1月26日、株式会社ウェブチップス代表取締役社長の野原様をお迎えし、CMSとグループウェア両方の機能を持つソフトウェア「SHIRASAGI」についてご講演いただきました。
名前の由来は、徳島県で開発されたソフトウェアであり、徳島の県鳥が白鷺というところからです。
今回野原様にSHIRASAGIの講演をお願いしたのは、当組合でも使用しているグループウェア「サイボウズLive」が2019年4月15日でサービス終了となるためです。
後継のソフト/サービスを選定して移行しなければなりません。
そのため、OSSの世界では著名なSHIRASAGIへの移行可能性を探っています。
■SHIRASAGIの特徴(ごく一部)
【CMS】
- 静的HTMLを出力する点がWordPressと異なる。頻繁に更新されるところだけは、AjaxでDBから取得した値を表示するということもできる。
- ワークフローで記事を更新する。部下が記事を書き、上長がそれを承認/否決する。多段承認機能を持つ。
- ページを作ると、自動的に一覧ページにそのページへのリンクが出力される。
- ページアップ、取り下げを予約できる。
- LDAPと連携できる。
- 世代バックアップ。
- サイトマップXMLを作れる。このXMLを置いておくと、グーグルで検索したときにサブサイトをメニューのように表示することができる。
【グループウェア】
- ポータル
- リマインダ
- スケジュール
- 設備予約
- TODO、お気に入り
- メッセージ
- 照会回答(必ず回答をもらう)
- 共有ファイル
■組合員との質疑応答
質疑応答は盛り上がりました。
- アンケート機能はないの?→今現在開発中。他には回覧板機能でも代用できる。
- マルチドメイン(ユーザによって違うURL)で作ることはできるのか?→できる。
- SEO的な機能はあるか?→メタ情報を入れられる。サイトマップXMLを作れる。
- ショップサイトなど、商品をたくさん入れるようなサイトは作れるか?→EC-CUBEなどを使用して欲しい。
- 今既にできているサイトをシラサギにコンバートする機能はあるか?→ない。今後の課題。
- 推奨動作環境→負荷はあまりないので、比較的低スペックのマシンでも運用可能。ただし、同時アクセス数による負荷テストはすること。ある病院はユーザ2000人でサーバ2台で運用している。
- シラサギを商材とする場合、どのような扱いをすればいいか→自社のパッケージを持っているなら、シラサギとの連携を売りの一つとするとよい。
当組合ではアンケート機能をよく使います。
アンケート機能がリリースされたら、シラサギへの移行可否判断を行う予定です。
以上
2017年12月9日から12日まで、理事長を含む当組合員4名がベトナム視察旅行に行きました。12月20日にその報告会を組合員に向けて行いました。 以下の二社の視察を行いました。
株式会社V-NEXT
株式会社コウェル
- ベトナムオフショアは、安かろう悪かろうは過去の話。確かに日本に比べてまだ安いが、技術力・生産性ともに追いついてきています。
- 逆に、IoT、AIといった新しい分野に積極的に取り組んでおり、そこは日本のソフトウェア開発企業が負けているところもあります。
- 既に二社とも日本のユーザ企業から直接仕事を請けています。日本の開発企業を素通りされるのは、彼らの提供するメリットが我々日本企業が提供するメリットを上回っているとユーザが感じているためであり、我々も猛省とともに早急に手を打つ必要があります。
そのような話をしました。 写真は、ベトナムの道路です。とにかくバイクが多かったです。駐車場が見当たらず、好きなところにバイクを停めているように見えました。ですので渋滞もそこかしこで起こっていました。しかし、日本ではもう感じられない熱気を感じました。あれが、ハングリーさなんでしょうね。そういえばハングリーな日本人、長岡で見ませんね。大丈夫か長岡!?
2017年11月29日、WordPress勉強会を開催しました。WordPressは、ホームページを簡単に開設したり編集できるソフトウェアです。CMS(コンテンツ管理システム)ともいいます。WordPress経験の長い組合員が、自社サービスや開発事例について発表しました。
コスギス
- WordPress概論
- 100% GPLライセンスについて
- SNSとしての利用事例
ジェーミックス
- パフェクラウド×Preskの紹介
- 復元ポイントを作ると、編集や作業に失敗してもポイントまで戻ることができる
- ステージングサイトの活用
カタコム
- WordPressはセキュリティが緩いのか
- 自動アップデートは停めないようにしよう
- 脆弱性チェックツールを活用しよう
KCS
- WordPress以外のCMSについて知る
- baserCMS
- SHIRASAGI
スタイルゲート
- コンクリート5の紹介
- エリア、コンテナ、レイアウト、ブロックという単位での管理
- WordPressプラグイン「Welcart」の紹介
WordPressはユーザが多く、組合員の中にも10年以上の経験のある猛者もいます。勉強会出席者も多く、関心の高さがわかりました。サイボウズの無料グループウェア「サイボウズLive」サービスが2019年4月15日で終了します。当組合でもサイボウズLiveを使っているので、次のサービスへの移行のためにWordPressをはじめとしたさまざまなCMSへの感度を高めていく必要があると感じました。
余談ですが、勉強会の間に、アオーレで電飾がとりつけられ美しく光っていました。その意味でも記憶に残る会となりました。もちろん、終わった後は近くで呑みましたよ。
以上